平成30年第2回定例会閉会挨拶

平成30年第2回定例会の閉会にあたりましてご挨拶申し上げます。
長期間にわたるご審議誠にありがとうございました。

専決処分の承認を求めることについて1件、篠栗町健康づくり推進協議会条例の制定についてなど条例案2件、工事請負契約の締結について1件、本年10月1日に那珂川町が那珂川市になることに伴う関係組合などの規約の一部変更や一部変更に関する協議など7件、平成30年度補正予算5件の、上程いたしました16議案すべてにつきまして可決いただきましたことに感謝いたします。

6月11日の一般質問において、篠栗町が持つさまざまな課題について議論いたしました。その中で、町が持続的に発展する基礎・まちづくりのベースとなるのは人口であろう、わけても働き手人口の増加がカギではないかとの意見をいただきました。そうしたことを考えればさらなる住宅開発に向けた柔軟な支援こそ、わが町に求められていることであり、今後、具体的な策を講じるべきとのご意見です。

私もまさにその通りと答弁いたしましたが、自治体としてダイレクトに住宅開発をするという手法はとれないことから、平成27年度改定マスタープランに基づく都市計画区域内の見直しや市街化区域内の建築物用途制限などの変更、市街化調整区域における開発の積極的支援等諸々の施策を展開していくための具体的な取り組みと予算化を早急に着手する旨の発言をいたしました。その中で、国土交通省がめざす「~いつまでもくらしやすいまちへ~」を謳う「みんなで進めるコンパクトなまちづくり」すなわち「コンパクトシティ・プラス・ネットワーク」の構築を具体化することが遠回りのようで案外近道ではないかとの提案もいたしました。改正都市再生特別措置法に基づく「立地適正化計画(篠栗町は、その地形から見てかなりコンパクトな市街地になっていると言えますが)」をしっかりと明文化し、計画を作成することで、国が用意している都市再生特別措置法に関する支援措置を受けることが可能になるとの判断でございます。こうした内容についても第3回定例会にはご提案できるよう準備を進めてまいります。

今定例会の一般質問でのやり取りを振り返ってみた中で、平成27年12月に策定いたしました「篠栗町人口ビジョン」について、これまで多少説明不足であったかなと反省もいたしたところです。ビジョンの中で詳細に記載しておりますが、2060年の篠栗町人口目標を29,000人とするにあたっては、「篠栗町まち・ひと・しごと創生総合戦略」施策の実践による反映した際の、2025年目標ピーク人口32,282人、その後の人口推計における2040年人口、31,631人が一番のキーポイントとなる推計指標でございます。

それに向かうための現状分析と課題整理をしている訳ですが、各種調査から見えてくることは、篠栗町を居住先として選んだ人の理由は「交通機関の利便性がよいから」「自然環境が豊かだから」がそれぞれ30.7%(複数回答)となっております。また、「移住・定住の促進を図るうえで効果的だと思う取り組みは?」の問いに対して「子育て支援の充実」「雇用の創出・確保」と、さらなる子育て支援の充実を求める人が多くなっています。転出者アンケート調査をみてみますと、平成27年度上半期(4月~9月)に他市町で住宅購入を理由に転出する家族が14世帯ありました。また転出者全体の97.3%の人が「篠栗は住みやすかった」との回答でした。こうした点を踏まえますと、篠栗町を選んでもうための施策の具体的な実行とともに町外の人に篠栗町の住みよさをPRすることが効果的であると思います。

今後も議会の皆様と一緒に篠栗町の人口ビジョン達成のため、施策を考え、実践してまいりたいと考えます。

さて、本定例会期間中の6月12日、米朝首脳会談が開催されました。共同宣言の内容やその後の日本を含め各国の首脳発言をみてみますと、評価はさまざまでございます。そうした中で我が国が北朝鮮との課題を解決するためには、他国に頼ることなく、我が国自らが歩を進めなければならないと強く思いました。今後の動向を注視してまいります。

また、13日の参議院本会議で、成人年齢を18歳に引き下げる改正民法が可決成立したことは、すでに引き下げられた選挙権年齢と合わせ、若者の積極的な社会参加を促す狙いがあるものです。わが町におきましても今回の改正民法成立を前向きにとらえ、若者の社会参加を後押しする取り組みを推進したいと考えます。今後、議会の皆様と議論を深めてまいりたいと思います。

このように最近の世の中の動きをみるだけでも、大きな変化が起こりそうな様相を呈しております。今後とも広い視野を持って諸課題解決に努力してまいることをお約束いたします。議会におかれましても自治の両輪として引き続きご協力を賜りますようお願い申し上げて、平成30年第2回定例会の閉会の挨拶といたします。長期間どうもありがとうございました。
 

(平成30年6月15日)