SDGs債への投資について
篠栗町では、地方自治法の趣旨に則り基金を確実かつ効率的に運用するため、長期運用が可能な資金の一部で債券を購入しています。
篠栗町は、「ゼロカーボンシティ」を宣言しており、国際資本市場協会「ICMA」の定義するグリーンボンド・ソーシャグリーンボンド・ソーシャルボンド・サステナビリティボンドといったSDGs債券を購入することで、持続可能な社会づくりに貢献しています。
SDGsとは
2015年9月の国連持続可能な開発サミットにて採択された、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が掲げる、加盟各国が2030年までに達成すべき17の目標と169のターゲットのことです。
グリーンボンド・ソーシャルボンド・サステナビリティボンドとは
グリーンボンドは「環境問題への取り組み」に、ソーシャルボンドは「社会問題への取り組み」に、サステナビリティボンドは「環境問題と社会問題の両方に対応する取組」に資金が充当される債券をいいます。
西日本高速道路株式会社債(ソーシャルボンド)
西日本高速道路株式会社が発行するソーシャルボンドへ投資を実施しました。
本債券は、高速道路の新設、改築、修繕又は災害復旧に要する資金として全額充当されます。
銘柄: 第92回西日本高速道路株式会社債 年限: 2年 投資額:3億円 利率:0.489% |
日本学生支援機構債(ソーシャルボンド)
独立行政法人 日本学生支援機構(JASSO)が発行するソーシャルボンドへ投資を実施しました。
本債券は、JASSOが実施する、昭和59年度に制度が開始された有利子貸与奨学金の資金として全額充当されます。
銘柄: 第76回日本学生支援機構債 年限: 2年 投資額:1億円 利率:0.404% |
鉄道建設・運輸施設整備支援機構債(サステナビリティボンド)
独立行政法人 鉄道建設・運輸施設整備支援機構が発行するCBI認証付きサステナビリティボンドへの投資を実施しました。
本債券は、低炭素経済に向けた大規模投資を促進する国際NGOであるCBI(Climate Bonds Initiative)からのプログラム認証をアジアで初めて取得しています。
本債券により調達された資金は、持続可能で強靭な交通インフラ整備や環境にやさしい交通体系の整備等を通じ、SDGsの達成にも貢献するものです。
また、本機構は、昭和43年5月に開業したJR篠栗線篠栗駅から桂川駅までの延長工事を実施し、地域交通の利便性を向上させ、地域経済の活性化に貢献した実績を有しています。
銘柄: 第149回鉄道建設・運輸施設整備支援機構債 年限: 20年 投資額:1億円 利率:0.429% |
国際協力機構債(ソーシャルボンド)
独立行政法人 国際協力機構(JICA)が発行するソーシャルボンドへ投資を実施しました。
JICA債の投資資金は、JICAが実施しているODA(政府開発援助)の有償資金協力事業を通じて、SDGs達成に寄与する開発途上国向けの融資等(石炭火力発電事業は除く)に全額充当されます。
銘柄:第64回国際協力機構債 年限:20年 投資額:1億円 利率:0.533% |
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