住居表示の実施方法
住居表示の実施の方法は?
住所の付け方
住居表示は、全国的に一般的な「街区方式」という方法で実施します。
入り組んでいる町(字)の境界を整理して、新たに道路などを町の境界として定め、街区符号と住居番号によって誰でも分りやすい住所にしようとするものです。
1 町の境界(丁目界)
町の境は、道路・河川・水路・鉄道などの恒久的な施設などにより、できるだけ簡明な境界線で決められます。
町の大きさは、その町の性格・形態・用途地域・人口・家屋の密度などにより決定されていますが、おおむね0.1平方キロメートル、広くても0.2から0.3平方キロメートル程度となります。
2 町名(○○の部分)の決め方
町名はできるだけ従来からの名称を尊重し、親しみやすいもの(主に従来からの町名や大字名)、できるだけ読みやすく簡明なものにします。新しい町名に「丁目」を使用する場合には、おおむね三から六丁目程度とし、配列は役場に近いところを起点にします。
丁目の表示は、漢数字で表示します。町の区域や町名を定める場合は、町議会の議決により決定し、県知事の告示によって効力が生じます。
(注意)住居表示審議会について
新しい住居表示の実施は、その地域にお住まいのみなさんの日常生活に直接関わりがあります。町名は、それ自体に地域の歴史・伝統・文化を継承しているため、一朝一夕には決められない問題であり、皆さまの協力と十分な審議・検討が必要です。
そのため、地元説明会やアンケート調査をはじめ、各行政区から推薦された人などで組織する「名称検討委員会」で、地元の意見を集約します。
そして、その意見集約の結果を学識経験者、関係機関の代表者などで組織する「篠栗町住居表示審議会」で調査・審議し、町長に答申します。答申を受け、町長は、町界・町名案を町議会に提出し、議会の議決を得て新しい住居表示を決定します。
3 街区割り・街区符号
街区の境も町の境に準じて、道路、鉄道などの恒久的施設などで区切られます。1つの街区の大きさは30戸程度を標準とします。
各街区には一定の基準でわかりやすく番号を付けます。この番号を「街区符号」と呼びます。
4 住居番号の付け方
街区が決まったら、その街区の中にある各建物に番号がつけられます。ただし、街区内に建築されている建物にそのまま通し番号をつけてしまうと、将来、家屋が新築や取り壊されたりした場合に、番号の乱れを生じます。
そこで、街区内に「基礎番号」をつける方法がとられます。基礎番号は、町の基準となる位置(役場本庁)に最も近い角を起点として、原則として右回りに街区のまわりを10メートルの間隔で区切って、順序よくつけた番号のことです。
そして、各建物の番号は、その建物の出入口が接するところの基礎番号が用いられます。ただし、街区の形状によっては必ずしもこの原則どおりとは限りません。
新しい住居表示の表し方は?
実施前の住所 | 篠栗町 | 大字篠栗 (大字名) |
4855番地5 (地番) |
---|---|---|---|
実施後の住所(戸建て住宅) | 篠栗町 | ○○▲丁目 (町名) |
▲番 ▲号 (街区符号) (住居番号) |
実施後の住所 (アパート・マンション) | 篠栗町 | ○○▲丁目 (町名) |
▲番 ▲― ▲▲▲号 (街区符号)(住居番号)(各戸番号) |
実施前の表示(土地) | 篠栗町 | 大字篠栗 | 4855番5 |
実施後の表示(土地) | 篠栗町 | ○○▲丁目 | 4855番5 |
実施前の表示(本籍) | 篠栗町 | 大字篠栗 | 4855番地5 |
実施後の表示(本籍) | 篠栗町 | ○○▲丁目 | 4855番地5 |
転籍を届け出た場合の 実施後の表示(本籍) |
篠栗町 | ○○▲丁目 | ▲番 (街区符号) |
住居表示を行う区域は?
住居表示は、建物が立ち並ぶ市街地で実施予定です(都市計画の「市街化区域」とは異なります)。住居表示を実施する「実施予定区域」は、町議会の議決で決定します。町では、町内全域38.93平方キロメートルのうち、6.4平方キロメートルを住居表示を行う「実施予定区域」に計画しています。
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