熱中症(特別)警戒アラートについて

熱中症の危険性がきわめて高いと予想されるときは環境省より「熱中症警戒アラート」「熱中症特別警戒アラート」が発表されます。

発表時刻は「熱中症警戒アラート」は前日17時または当日5時、「熱中症特別警戒アラート」は前日14時です。発表状況を確認し、熱中症予防に向けた行動をとりましょう。

発表状況は環境省熱中症予防サイトで確認することができます。

熱中症警戒アラートが発表されたら

気温が著しく高くなることにより熱中症人の健康に被害が生ずるおそれがあります。他人事と考えず、暑さから自分の身を守りましょう。

【具体的な対応】

・室内のエアコン等で涼しい環境で過ごしましょう。

・こまめな休憩や水分補給・塩分補給をしましょう。

・高齢者・乳幼児等、熱中症にかかりやすい人は特に注意し、周囲の人も声掛けをしましょう。

・身近な場所での暑さ指数を確認し、涼しい環境以外では運動等を中止しましょう。

・熱中症対策を積極的に取りやすい環境づくりをしましょう。

熱中症特別警戒アラートが発表されたら

過去に例のない広域的で危険な暑さになり、人の健康に重大な被害が生じる恐れがあります。自分の身を守るだけでなく、自分と自分の周りの人の命を危険な暑さから守ってください。

普段の熱中症予防行動では不十分な可能性があり、今一度気を引き締めて準備や対応が必要です。

【具体的な対応】

・全ての人が涼しい環境で過ごし、周囲の高齢者・乳幼児等、熱中症にかかりやすい人が室内のエアコン等により涼しい環境で過ごせているか確認してください。

・校長や経営者、イベント主催者等の管理者は、全ての人が熱中症対策を徹底できているか確認し、徹底できていない場合は、運動・外出、イベント等の中止・延期・変更を判断してください。

暑さ指数（WBGT）とは、体と外気との熱のやりとり（熱収支）に着目した指標で、与える影響の大きい、1.湿度、2.日射・輻射等、3.気温 の要素をもとに算出された指標です。

数値が28を越えると熱中症患者が著しく増加することが知られており、予測値が33に達する場合は「熱中症警戒アラート」が、35に達する場合は「熱中症特別警戒アラート」が発表されます。

日常生活に関する指針

運動に関する指針

環境省が設置する「環境省熱中症予防情報サイト」において、「熱中症警戒アラート」「熱中症特別警戒アラート」の発表状況のほか、暑さ指数（WBGT：湿球黒球温度）の予測値・実況値などの情報提供を行っています。