人命救助感謝状贈呈式が行われました
粕屋南部消防組合消防本部中部消防署で3月26日に人命救助感謝状贈呈式が行われました。表彰されたのは5人で、この日出席したのは、篠栗町在住の藤 康則さん、有紗さん親子、飯塚市在住の宮平 太さんの3人。中部消防署長から感謝状と記念品を贈呈されました。
【当時の状況】
2月14日、JR福北ゆたか線の車内で男性が突然倒れ、心肺停止状態となりました。偶然乗車していた、看護師2人が胸骨圧迫を開始。その間に宮平さんが119番をし、その後、看護師2人と共に胸骨圧迫や心肺蘇生を実施しました。AEDを持ってくるように周りの乗客にお願いをしましたが、車内にも電車が止まっていた筑前山手駅にもありませんでした。その電車に乗車していた、有紗さんが筑前山手駅近くの山手公民館にAEDがあることを思い出し、康則さんに電話。自宅にいた康則さんが、公民館にAEDを取りに行き、ホームまで運びました。5人の見事な連携で、男性の命は救われ、無事に社会復帰も果たしました。
中部消防署の安河内署長は、「5人が協力して的確な救命措置を行ったことで最悪のケースを免れることができた。何か1つでも欠けていたら、状況が違っていたかもしれない。皆さんの迅速な行動にとても感謝しています」と述べました。

左から藤 有紗さん、藤 康則さん、宮平 太さん
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