注意！人気ブランドの偽サイトに関する注意喚起

令和3年の春以降、家電製品、台所用品、生活雑貨などの公式通信販売サイトを装った偽サイトで商品を注文してしまったなどの相談が数多く寄せられています。

今回確認した偽の通信販売サイトは次の2サイトです。

• 「アイリスオーヤマ」のロゴや商品の画像を盗用した偽サイト
  （偽アイリスプラザサイト）
  「アイリスオーヤマ」ブランドの家電・生活用品など
• 「BRUNO」のロゴや商品の画像を盗用した偽サイト
  （偽ブルーのサイト）
  「BRUNO」ブランドの生活雑貨など

本件の偽2サイトは、外見は公式通信販売サイトのようであり、一見しただけでは偽サイトと気づくことは困難です。偽アイリスプラザサイトには、会社名や住所が偽って表示されており、電話番号は表示されていません。また、偽ブルーノサイトには、架空の会社名が表示されており、運営者の実態は不明です。

1. 本件2偽サイトへの誘導方法
   消費者が、検索サイトでブランドや商品の名称を検索した際に、偽サイトへのリンクが検索結果に表示されることがあります。
   その検索結果に商品を大幅に値引きして販売している旨などが表示されており、消費者はそのリンクをクリックして偽サイトにアクセスします。

2. 本件2偽サイトにおける価格表示
   サイトのトップページに「全品50％OFF」などと表示し、消費者の購買意欲を煽ります。商品のページでは割引前の価格と販売価格を併記し、通常の販売価格と比べて、約5～7割引きで販売しているかのように表示されています。
3. 商品代金の支払方法と支払後の状況
   本件2偽サイトでの支払方法はクレジットカード決済です。
   カード番号等入力して代金を支払いますが、注文確定のメールが届かなかったり、注文してから数日たっても商品は届きません。そこで消費者は、サイトに表示されていたメールアドレスなどに問合せのメールを送信しますが、アドレスが無効であったり、返信がなかったりして連絡を取ることができない事例が確認されています。

• アイリスプラザ
  https://www.irisplaza.co.jp
• BRUNOonline
  https://bruno-onlineshop.com

1. 「販売価格が極端に安い」は偽サイトの大きな特徴の1つです
   サイト内の多くの商品が大幅に安くなっている場合には要注意です。偽サイトには、この他にも、商品説明等の日本語が不自然である、サイト内に表示された商品画像に不備がある、サイトを運営する事業者の電話番号が表示されていない、サイトを運営する事業者の業者名が無関係の事業者名であるなどの特徴があります。
2. 支払い方法が不自然ではありませんか？
   支払い方法が個人名義の銀行口座への振り込みのみ、他の決済方法があるかのように表示しておきながらクレジットカード決済しか選択できないといったように支払い方法に不自然な点を見つけた場合は、偽サイトではないか疑いましょう。

• 消費者ホットライン（最寄りの消費生活センター等をご案内します。）
  電話番号 188（いやや！）
• 警察相談専用電話
  電話番号 ＃9110
  
  ※いずれも局番なし