令和3年第4回定例会挨拶(諸情勢報告)
本日は令和3年第4回定例会を招集いたしましたところ、公私ともご多忙のなかご出席賜りまことにありがとうございました。
提案理由をご説明する前に少しお時間をいただきまして最近の諸情勢についてご報告いたします。
11月17日に全国町村長大会が、岸田総理大臣、金子総務大臣はじめ多くの国の中枢の方々のご来賓の下に開催されました。
今年度も昨年度に引き続き、新型コロナウイルス感染症対策のため、各県の会長・副会長のみの参加となりましたが、この大会において16項目の通常決議のほか、
昨年来の長引くコロナ禍は、社会経済・国民生活に甚大な影響をもたらしており、早急に更なる対策の拡充・強化が求められているが、この国難を政府・自治体、事業者、国民一丸となって乗り越えるためのこれからの対策には「安全安心な地域社会の再構築」の視点が不可欠であるとの「安全安心な地域社会の再構築と地域経済の回復・再生に関する特別決議」、各地で発生している大規模な地震や記録的豪雨災害から地域に暮らす人々の命と暮らしを守るための「全国的な防災・減災対策・国土強靭化の推進に関する緊急決議」を採択しました。
また、同日、全国町村会創立100周年記念式典が挙行され、その中で
「(前半略)本格的な人口減少・少子高齢化社会を迎え、様々な重要課題が山積する今日、我が国は新型コロナ感染症の国難に直面し、政府・自治体、そしてすべての国民が心をあわせてこの難局を乗り越えるために行動している。
我々町村長は、全国町村会創立100周年に当たり、先人たちが英知を結集し、果敢な行動で幾多の困難に立ち向かってきた歴史をしっかりと胸に刻み、コロナ後社会を見据え、人の絆、地域の繋がりを大切にしながら、全国926町村の多様な価値をさらに発展させ、全国どの地域も活力に溢れ光り輝く新時代を切り拓くため、全力を尽くすことをここに誓う。
以上宣言する。」と全国町村会創立100周年宣言を採択いたしました。
今こそ、全国の町村が団結してこの困難に立ち向かわなければならないと確信いたしました。
12月6日の第207回臨時国会における岸田内閣総理大臣の所信表明演説の中での、わが町にも大きくかかわる項目は、
デジタル技術による地域活性化を進め、さらには、地方から国全体へ、ボトムアップの成長を実現していくとした「デジタル田園都市国家構想」と
2050年カーボンニュートラル及び2030年の46%排出削減の実現に向け、再エネを最大限導入するための規制の見直しおよびクリーンエネルギーへの大胆な投資を進めるとした「気候変動問題」であるといえます。今後の国での議論に注目してまいります。
さて、篠栗町における第3回定例会以降の動きをご報告いたします。
篠栗町におけるマイナンバーカード交付の取り組み状況をご報告いたします。篠栗町のマイナンバーカード交付率は11月末現在42.52%、福岡県では約40%で、県全体の交付率を少し上回っております。
マイナンバーカードを利用することで、コンビニ交付など手続きの簡素化や時間短縮、非接触型の手続きが可能になることに加え、健康保険証や運転免許証になるなど、今後、機能の充実が予定されています。
町民の皆様に、マイナンバーカードを取得いただけるよう、今年度から住民課職員が公民館や施設に出向いて、申請の手続き(出張サービス)を始めました。
令和3年度末までに50%、政府の「令和4年度末までに全国民が保有する」という目標に向けて、全ての町民の皆様にマイナンバーカードをお届けできるよう努めて参ります。
令和3年11月6日に大字和田の一部の住居表示を実施いたしました。
今後とも地域に居住されてある住民の皆様の期待に応えられるようしっかりと説明し、ご理解をいただきながら、当初計画に沿って住居表示の実施を進めてまいります。
新型コロナワクチン接種については2回目の集団接種を11月21日で終了し、現在は、医療機関での個別接種を行っているところでございます。また、12月中旬から始まる接種証明書のデジタル化に向けても、現在準備を進めております。
篠栗町における3回目接種の時期でございますが、2回目を接種してから8カ月を経過した方を対象に、来年1月から順次接種券を送付していきます。最初に、町内医療機関の医療従事者への接種を来年1月から、高齢者への接種を、ワクチンの供給状況をみながら、来年2月頃から、順次接種を実施していけるよう計画をし、令和4年9月末までに接種完了するよう準備を進めているところでございます。今後の集団接種会場はオアシス篠栗を予定しております。また、すでに報道されているように、今後はファイザーとモデルナが二分の一ずつの供給になる見込みです。国において交互接種の安全性についてしっかりと国民に周知していただくよう町村会からも要請していることころでございます。町民の皆様にもご理解いただき、3回目の接種がスムーズにいくように進めたいと考えております。
また、新たに5歳から11歳までを対象としたワクチン接種の準備を、開始時期等は不明ですが取り掛かるように、国から指示を受けているところでございます。
以上 諸情勢をご報告いたしました。
(令和3年12月9日)
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