令和3年第4回定例会閉会挨拶

令和3年第4回定例会の閉会にあたりましてご挨拶申し上げます。

長期間にわたるご審議誠にありがとうございました。

「篠栗町教育委員会委員の任命について」の人事案件1件、「篠栗町課設置条例の一部を改正する条例の制定について」をはじめ条例案10件、「一般会計補正予算(第8号)をはじめ、令和3年度補正予算5件、本日、追加提案をいたしました、子育て世帯への臨時特別給付金10万円の年内一括給付のための議案第80号「令和3年度篠栗町一般会計補正予算(第9号)について」ほか、上程いたしました17議案すべてにつきまして可決・承認いただきましたことに感謝いたします。

条例審査において、議案第65号「篠栗町課設置条例の一部を改正する条例の制定について」は、財産活用課の新設に伴い、総務課管財係及び財政課情報システム推進係の分掌事務を、新設する財産活用課に移管するとともに、新たな町有財産の長寿命化及び更新計画を行うための条例改正案でございました。

また、議案第70号「篠栗町放課後児童クラブ条例の一部を改正する条例の制定について」、71号「篠栗町児童館設置条例の一部を改正する条例の制定について」は、児童館運営における指定管理者制度への移行を進めるための条例整備でございました。

今回の条例改正により、令和4年度からの新たな事務・事業体制の準備をしっかりと行い、新年度において町民の皆様に、より納得いただける体制が整うことになります。有り難うございました。

今回の一般質問では、6人の議員の皆様からそれぞれ大変重要な課題についてご質問いただきました。

「町有財産の有効活用を」という趣旨で、お二人から、昨年度整備が完了した「なるふち平・ダム清流公園」の活用についてご提案をいただきましたが、この地域の観光資源としての可能性を観光協会と十分協議しながら新たな観光スポットにできるよう努力してまいります。また、「認定から10年を経過した森林セラピー事業の在り方」についてのご質問をいただきました。今後は登録商標である「森林セラピー基地篠栗」というネームバリューを活かしつつ、180年以上の歴史を持つお遍路の町、篠栗の歴史を再確認して新たな観光産業を模索する必要があると考えます。

「ヤングケアラーの実態把握と支援」「通級指導教室の進捗状況」「子宮頸がん予防ワクチンの接種状況の周知」など、次代を担う子どもから若い世代を取り巻く課題についても数々のご提案をいただきました。こうしたご意見を踏まえ、篠栗町の宝である若い世代が、将来も安心して生活できるよう様々な取り組みを推進してまいりたいと考えます。

また、「コロナ禍における財政状況」についてのご質問をいただきましたが、国における新型コロナ感染対策のための数十兆円規模の臨時の財政出動によって、日本では、新型コロナ感染状況はここまで抑えられることができたと感じております。今後、日常の経済活動が戻った時に想定される、市町村や個人に対する国の財政支援の縮小がどの程度になるかという点が気になるところでございますが、そうした場合にしっかりと自主財源を活用し、住民の福祉の充実を維持できるようこれから更に財政力を高めていかなければならないと考えております。篠栗町における大変重要な課題でございますので、引き続き議会での議論を深めてまいりたいと考えます。

また、本日は、「子育て世帯への臨時特別給付金」の年内一括10万円現金給付に向けた補正予算を可決いただきました。所定の事務手続きを行ったうえで、12月23日には給付できることとなりました。どうもありがとうございました。

来年も町職員一丸となって諸課題の解決と「第6次篠栗町総合計画【ささぐりみんなの羅針盤】」、「第2期 篠栗町まち・ひと・しごと創生総合戦略」の目標達成に向けての一つひとつの計画を、着実に推進すべく努力して参りますので、議員の皆様におかれましては引続きご指導・ご協力賜りますようお願い申し上げます。

今年も残すところ2週間でございます。どうぞ来年も皆様にとって良い年となりますよう祈念申し上げ、また、オミクロン株の感染がこれ以上広がらないことを祈りながら、篠栗町議会令和3年第4回定例会の閉会の挨拶といたします。長期間のご審議どうもありがとうございました。

そして、今年1年間どうもありがとうございました。

(令和3年12月17日)

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