令和4年第1回定例会閉会挨拶
閉会のご挨拶の前に、3月16日午後11時36分に宮城県と福島県で震度6強の地震が発生しました。お亡くなりになられた方に哀悼の意を表しますとともに、多くの負傷された方々にお見舞い申し上げます。
東北新幹線や高速道路など交通の大動脈が寸断され、家屋の倒壊、大規模停電や断水と被害の大きさを知るに至り、東日本大震災以降度重なる地震が発生している東北の皆様のお気持ちを思うと心が痛みます。心からお見舞い申し上げます。
改めて、わが町におきましても、いつ起きるかわからない災害に対して日頃からしっかりと防災対策をしておく必要があると感じております。職員に徹底してまいります。
それでは、令和4年第1回定例会の閉会にあたりましてご挨拶申し上げます。
長期間にわたるご審議誠にありがとうございました。
「篠栗町教育委員会教育長の任命について」をはじめ人事案件2件、「篠栗町個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定について」をはじめ条例案5件、その他の議案といたしまして「町道の認定について」、「農業用施設整備工事に伴う受益者負担金の免除について」の2件、令和3年度補正予算4件、令和4年度当初予算5件に加え、追加議案として提案いたしました、議案第21号「損害賠償額の確定について」の上程いたしました20議案のうち19議案につきまして可決いただきましたことに感謝いたします。
議案第9号「字の区域の変更及び町(丁目)の区域の設定について」につきましては、住居表示の実施予定区域において、字の区域の変更及び町(丁目)の区域を設定するため、地方自治法第260条第1項の規定により議会の議決を求めるものでありました。当該「字の区域の変更及び町(丁目)の区域の設定に係る案」について、住居表示に関する法律第5条の2第1項に規定する公示を令和4年1月4日に実施したところ、当該期間内に実施予定区域内の住民から、同条第2項に規定する変更の請求があり、同条第5項の規定により当該変更の請求書を添えて議会に提出いたしました。文教厚生委員会に於いて慎重審議いただき、法律に則り本定例会後に公聴会を開催したうえで、さらに審議を重ねるという議会のご判断をいただき継続審査となりました。引き続き慎重なるご審議をよろしくお願いいたします。
開会日の令和4年度施政方針説明の際に申し上げましたが、令和4年度当初予算は、令和3年度と比べて、予算総額で約318百万円増の10,630百万円余となりました。令和4年度は、未だ新型コロナウイルスの終息が見通せない中で、町民の皆様の生活や経済活動、地域活動を停滞させることなく将来に向けて進めていくため、また、新型コロナウイルスとの共存を念頭に置いた「ポストコロナ」の観点からも、全事業において検証し、財源を有効に活用すべく予算を計上しております。第6次総合計画「ささぐり みんなの羅針盤」最終年度に当たり、当初計画の検証をしっかりと行いながら事業を選定し、優先事業に取り組むべく増額計上いたしました。新型コロナウイルスワクチン接種事業は、日本全体が早期に完了すべき最優先課題でございます。今後も、追加予算計上のための補正予算審議をお願いすることが予想されます。ワクチン接種希望者全員に対する早期の接種完了を目指して引き続き取り組んでまいります。
ただ今成立いたしました令和4度当初予算に基づく事業計画を早期に実現するため、各課ともできるだけ仕事を前倒して、取り組んでまいりますので何卒よろしくお願いいたします。
環境省の補助事業を活用して取り組んでおります篠栗町脱炭素ロードマップ作成事業については、8月には作成結果を議会にも報告することが出来ると考えております。その後は、このロードマップに基づき、2050年のカーボン・ニュートラルに向け、環境省の積極支援を受けられる全国100か所の「脱炭素先行地域」を目指して、再生可能エネルギーを積極的に利用した地域循環型社会の構築を進めてまいる所存でございます。
今後の事業の決定に当たっては補正予算のご審議も含め議会の皆様としっかりとご協議してまいりたいと考えております。議会閉会期間中におきましても環境省や関連機関からの最新情報をお聴きする勉強会等を開催したいと考えており、その際は議会の皆様にもご案内いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
3月限りで退任される太郎良教育長におかれましてはこれまでの3年間篠栗町の幼児から児童・生徒の教育全過程においてよく指導力を発揮いただき、教育の質の向上に努めていただきましたことに深く感謝申し上げます。今後は、篠栗町の教育行政を見守っていただき引き続きご指導賜ればと存じます。どうぞよろしくお願いいたします。
また、定年退職を迎えられる会計管理者として新たな役場窓口のあり方等道筋をつけていただいた野寄勇会計課長、GIGAスクールのスタートに苦心され、また新型コロナの感染拡大下における幼稚園、小・中学校の運営をしっかりとまとめていただいた浦上利浩学校教育課長、クリーンパークの次期ごみ処理施設建設の取り組みに尽力していただいております岡部禎都市整備課課長には、永い間の行政職員としてのお勤め大変ご苦労様でした。まちづくりにおける、行政という柱の一翼を担っていただき、課長職の重責を全うしていただきましたことに、この場をお借りいたしまして、私からも心から感謝申し上げます。
施政方針の副題に~混迷の時代から抜け出すために~と書きましたように、将来を見据えた「篠栗町の新たな姿」を目指してしっかりと行政運営を継続し、地方創生を具体的に実践する先進自治体となるべく努力してまいりますので、議会におかれましては、引き続きご指導・ご助言を賜りますようお願い申し上げて、令和4年第1回定例会閉会の挨拶といたします。長期間にわたるご審議まことにありがとうございました。 (令和4年3月18日)
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