令和4年第2回定例会閉会挨拶

令和4年第2回定例会の閉会にあたりましてご挨拶申し上げます。

長期間にわたるご審議誠にありがとうございました。「指定管理者の指定について」1件、令和4年度補正予算案5件の、上程いたしました6議案すべてにつきまして可決・承認いただきましたことに感謝いたします。

 

さて、本定例会期間中、6月11日に「篠栗町よろこびとふれあいのまちづくりフォーラム」を開催いたしました。

「よろこびとふれあいのまちづくりフォーラム」は、篠栗町の社会教育の場として大変歴史のあるもので、私もPTA会長時代、社会教育委員時代から幾度も参加しておりました。春の大事な社会教育関係団体等の研修会でございます。

今年のテーマは「協働のまちづくり、みんなで作る地域の輪(和)~全ての子どもたちに地域の温かい目が行き届くコミュニティづくり~」でございました。

令和3年4月の辛く悲しい事件発覚後、同年6月議会定例会において議会の皆様と「篠栗町『町民の命を守るささぐりづくり』」条例を制定し、これまで様々な場において、町民の皆様にそれぞれの立場でお考えいただき、行動を積み重ねてまいりました。

そうしたなか、町内3校区の校区づくり実行委員会の代表の皆様が多くの関係者に声掛けし結成された「篠栗町地域で子供の育成を考える会」から、2月22日に篠栗町教育長に出された「全ての子どもたちに地域の居場所が保障され、社会の温かい目が子ども一人一人に行き届くコミュニティづくりへの提言」を踏まえてのパネルディスカッションでございました。

2月22日に提出されたこの提言は篠栗町の将来を見据えたもので、これからの取り組みの視野として次のように提言の趣旨をまとめてあります。

「子どもたちは、明日を担う日本の宝であり、運命的な出会いから授かったかけがえのない存在である。そしてすべての子どもたちは、まだ見えていないが、芽吹きを待ついろいろな可能性を持っている。子どもは成長の中で、いろいろダメージを克服する力が備わるが、『町民の命を守るささぐりづくり』条例の前文にもあるとおり、環境の厳しさに埋没してしまう子どもは多くいる。

このような現実を捉え、どれだけ踏み込んだ関りや育みができるかが私たち大人の課題である。希望を失わず、友だちとともに、思い通りにならない現実を克服しながら、夢を追い続けるたくましい子どもを育てるためには、地域・学校・家庭・行政が協働して、次代につながる土台作りを今しなければならない。」

そして5項目にわたり提言されています。

1子どもの孤立を生まない地域づくり・活動づくり

2子ども・親・住民の思いを知り、みんなの取り組みにするための交流、広報、啓発

3子育て家庭・働く世代の支援

4次代につなぐ町や校区の体制づくり

5地域と学校が、子どもの育成や地域づくりの両輪となって

こうした提言を踏まえてのパネルディスカッションでしたが、新型コロナウイルスの感染拡大が一応収まりつつある現状において、篠栗校区、勢門校区、北勢門校区とそれぞれ特徴を生かしたこれまでの活動を通して、これからも地域の子どもたちのためにしっかりと頑張ってまいりましょうという力強いメッセージの発信の場であったと、大変心強く思いました。ご参加いただきました町民の皆様に感謝申し上げます。これからもともに前進してまいりましょう。

 

6月12日に「篠栗町消防団消防操法大会」を3年ぶりに開催いたしました。消防団員にとって機械器具の正確な操作は、この操法大会に向けた1か月間以上の長い訓練によって培われるものでございます。今回の大会を通じて、消火活動に向けた消防団員の正確な器具の操作、機敏な行動力、そして、各班や分団、ひいては篠栗町消防団全体の団結力は確実に増し、伝統ある篠栗町消防団の歴史をつなぐことができたと大変力強く感じました。

 

昨日、熊本市の国の合同庁舎にある環境省九州環境事務所を訪ね、事務所長はじめ、地域脱炭素創生室長他に篠栗町の脱炭素社会実現に向けたビジョンの概略を説明し、2023年度中に脱炭素先行地域に手を挙げたいとの思いを伝えてまいりました。環境省からは、脱炭素社会に向けた具体的なストーリーをしっかり作り上げるようにと、具体的な進め方についてのレクチャーを受けてまいりました。今後は逐次、議会にもご報告し、ご協議願いながら二酸化炭素排出実質ゼロの町、篠栗町の実現に向けた取り組みを進めてまいりたいと考えます。

 

以上、議会期間中の篠栗町の取組み等をご報告し、令和4年篠栗町議会第2回定例会閉会の挨拶といたします。今後とも篠栗町議会の皆様には篠栗町発展のため、行政と車の両輪としてお力をいただきますようお願い申し上げます。

長期間にわたるご審議誠に有り難うございました。

(令和4年6月14日)

この記事に関するお問い合わせ先

総務課 秘書給与係

〒811-2492 福岡県糟屋郡篠栗町中央一丁目1番1号
電話番号:092-947-1112

メールフォームによるお問い合わせ