令和4年第4回定例会閉会挨拶
令和4年第4回定例会の閉会にあたりましてご挨拶申し上げます。長期間にわたるご審議誠にありがとうございました。
「地方公務員法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について」をはじめ条例案7件、「令和4年度篠栗町一般会計補正予算(第6号)をはじめ、令和4年度補正予算案3件の、上程いたしました10議案すべてにつきまして可決・承認いただきましたことに感謝いたします。
議案第52号、議案第53号は、地方公務員の定年延長に関する議案でございました。民間企業においても定年延長が一般化するなか、町職員の定年延長における公平性ある条例づくりは、町内民間企業の就業規則等の作成・運用の指針となるものと考えます。
議案第54号「篠栗町地域部活動準備委員会設置条例の制定について」は、部活動の地域移行に当たって、「地域の子どもたちは、学校を含めた地域で育てる」という意識のもと、篠栗町立中学校における地域部活動を推進するための準備委員会を設置するにあたり、所要の規定を整備するための条例の制定でした。この取り組みが教師の働き方改革にもつながるものであることをしっかりと理解し、早期に篠栗町における生徒のスポーツ・文化活動の最適化を図りたいと考えます。
議案第57号「篠栗町立幼稚園条例の一部を改正する条例の制定について」の審議の中で、貴重な反対討論をいただきました。討論の趣旨をしっかり受け止めて今後の新たな体制づくりのなかで考えてまいります。
12月9日に粕屋保健福祉事務所から、新型コロナウイルス感染症感染者数の最新報告が届きました。発生届が限定された9月26日以降、発生届の対象でない陽性者については、医療機関から居住地の報告はされませんので、保健福祉事務所が把握できている患者数のみでございますが、ピークであった8月が2,084人、9月は487人、10月34人、11月93人。これまでの累計感染者数6,761人でございます。12月も11月と同レベルの感染者数になるのではないかと思われます。
さて、第7次総合計画の策定も佳境に入ってまいりました。年内に予定している第4回審議会を経て、パブリックコメントを実施し、令和5年3月には答申を受け、4月から新たな総合計画実施の運びとなります。町行政のこれからの5年間の方向性をしっかりお示しできるよう審議会においてまとめていただく予定でございます。
最後に、11月30日に監査報告会を受けました。令和3年度分の事務監査・工事監査におきましては、議会の皆様の厳正なチェックをいただきつつ、粛々と事業推進・予算執行を行ってまいりましたが、監査委員からは、数点の指導と意見をいただきました。概ね順調に事務遂行がなされているとの評価を受けました。そのなかで、石内代表監査委員は、私も敬愛する稲盛和夫氏の言葉を引用され、今後の行政事務における心構えを示唆していただきました。「ダブルチェックの原理」と「完全主義を貫く」の2点です。他の自治体での大きなミスを例に、ダブルチェックの励行とミスのない事務への取り組みの重要性を説いていただき大変勉強になりました。令和4年度分以降も石内代表監査委員、今長谷議選監査委員のお二人にはこうした大所高所に立った視点から、監査を行っていただいていることに改めて感謝しております。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
今後に向けた課題もご提示いただいております。それらの解決に向けて案件によっては議会の皆様にお諮りし、課題解決に向けて努力してまいる所存でございますので、引き続き議会の皆様に於かれましてはご指導・ご協力を賜りますよう何卒よろしくお願いいたします。
今年も残すところ2週間余りでございます。どうぞ来年も皆様にとって良い年となりますようご祈念申しあげ、あわせて第8波の感染拡大がこれ以上広がらないことを祈り、来年こそウイズコロナの時代となりマスクを取って生活できる日常が戻ることを願って、篠栗町議会令和4年第4回定例会の閉会の挨拶といたします。長期間のご審議どうもありがとうございました。
そして、今年1年間どうもありがとうございました。
(令和4年12月13日)
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