令和5年の終わりに当たって
職員の皆さん、今年もどうも有り難うございました。色々な取り組みに頑張っていただいたことに心から感謝いたします。
今年1年、私はしつこいほどに稲盛和夫氏の話をしましたね。本当はもっと以前から彼の言葉をもらって、「篠栗町の職員はチームとしてベクトルを合わせて進もう」などと言っていました。昨年稲盛氏が逝去され、私なりにもう一度彼の著書を読みなおし始めたとき、彼の凄さ・奥深さを再認識して、中学校の卒業式やはたちのつどいなど、ことあるごとに氏の言葉を引用してお話ししてきました。今年の最後にもやはり稲盛和夫氏の言葉が登場します。
自分の「未来の能力」を信じようです。
稲盛氏は『生き方』という著書のなかでこう述べています。
「新しいことを成し遂げられる人は、自分の可能性をまっすぐに信じることができる人です。可能性とはつまり、「未来の能力」のこと。現在の能力で、できる、できないを判断してしまっては、新しいことや困難なことはいつまでたってもやり遂げられません。自分の可能性を信じて、現在の能力水準よりも高いハードルを自分に課し、その目標を未来の一点で達成すべく全力を傾ける。その時に必要なのは、つねに「思い」の火を絶やさずに燃やし続けるということです。それが成功や成就に繋がり、またそうすることで、私たちの能力というのは伸びていくものなのです」(『生き方』P59)
私たちの能力は無限です。来年は、無理だと思うような高い目標を掲げ、それにひるまず情熱を傾け、ひたむきに努力を惜しまない。きっとそのことが私たちの能力を、自分自身もびっくりするほど伸長させる。あるいは眠っていた潜在能力を開花させるのです。そう信じて頑張りましょう。
今年もどうもありがとうございました。
令和5年12月28日
町長 三浦 正
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