令和6年はたちのつどい 式辞

輝かしい令和6年の新春の今日、はたちのつどいの式を迎えられた皆さん、本日は誠におめでとうございます。新しい時代を担う皆さんが、心身ともに健やかに成長して立派な成人になられましたことに、心からお祝いを申し上げます。

今日までお子さまを育ててこられたご家族の皆さまのお喜びも一入であろうと思います。誠におめでとうございます。

 

昨年5月に新型コロナウイルス感染症が2類からインフルエンザと同類の5類に移行されましたが、まだまだ全ての人がマスクを外して元の生活に戻る状況には至っていません。もう少しの辛抱です。今後も各自が罹患しないよう注意いたしましょう。と言いつつ、昨年から、はたちのつどいの対象者が全員集って篠栗町全体で祝うことといたしました。こうして晴れやかな皆さんの姿をみることができて本当に良かったと思っております。とはいえ、元旦から能登半島を中心とする大きな地震が発生しました。お亡くなりになられた方々に心から哀悼の意を表しますとともに、被災された皆さまにお見舞い申し上げます。

 

昨年は大谷翔平選手はじめ日本が大活躍して優勝したWBCやラグビー、バスケットボールのワールドカップに日本中が湧きましたが、今年は第39回夏季オリンピックがパリで開催されます。思い返せば、新型コロナウイルスの感染拡大が世界中で広がるなか、1年遅れて2021年に東京オリンピックが無観客で開催され、成功裏に終わりました。3年前の東京オリンピックはコロナパンデミックという異常事態のなかでも日本だから開催することができたと世界に誇ることのできたオリンピックだったと私は確信しています。それほど、底力のある我が国、日本なのです。明るい将来が見えないなどと悲観する必要はありません。皆さんの力でこの力溢れる日本をもっともっと元気にすることが可能だと思います。皆さんの明るい将来に大いに期待します。

 

私は心の師である稲盛和夫先生の言葉を式辞に書きました。後程読んでいただきたいのですが、この場では、先生の別の言葉を紹介します。

 

「努力を積み重ねれば平凡は非凡に変わる」

 

人生とは「今日一日」の積み重ね、「いま」の連続にほかなりません。短兵急をめざしても、まず今日一日を生きないことには明日は訪れません。かくありたいと思い描いた地点まで一瀉千里に行く道などないのです。千里の道も一歩からで、どんな大きな夢も一歩一歩一日一日の積み重ねの果てに、やっと成就するものです。

今日一日をないがしろにせず、懸命、真剣に生きていけば、明日は自然に見えてきます。その明日をまた懸命に生きれば一週間が見えてくる。その一週間を懸命に生きれば一カ月が見えてくる‥‥つまり、ことさら先を見ようとしなくても、今という瞬間瞬間に全力を傾注して生きることによって、そのとき見えなかった未来の姿がやがて自然にみえるようになってくるものです。

 

皆さん、この言葉を忘れないようにして、今日、只今から「いま」を大切に、「今日」を大切にしながら人生を楽しんでください。

これからの皆さんの人生に幸あらんことを祈ります。最後にも一度、今年20歳となられる皆さん、本当におめでとう!!

令和6年1月7日
篠栗町長 三 浦 正

 

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