令和6年第3回定例会(諸情勢報告)
本日、令和6年第3回定例会を招集いたしましたところ、公私ともご多忙のなか、ご出席賜り誠にありがとうございました。
まず8月28日から30日にかけての台風10号に対する町の対応等につきましてご報告いたします。
8月28日に福岡管区気象台から、「29日夜のはじめ頃から30日にかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、29日昼前から30日にかけて暴風やうねりを伴った高波に警戒してください。また、28日夜から29日夜にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。」との発表がなされました。
この発表を受けて、町では、28日15時に災害警戒本部を設置し、自主避難場所(クリエイト篠栗)を開設いたしました。
29日6時29分に暴風警報が発表され、篠栗町でも風雨が強くなったことから同日15時に災害対策本部に移行、高齢者等避難(警戒レベル3)を発令し、指定緊急避難場所を2カ所(クリエイト篠栗、50周年記念体育館)開設するとともに、消防団に対し、巡回、避難者支援のための出動依頼をいたしました。
幸い、大雨洪水警報や土砂災害警戒情報が発令されることはなく、8月30日6時17分暴風警報が解除され注意報となったことから同日15時に災害対策本部を解散いたしました。
28日から30日までの間、避難場所には最大35世帯55名が避難されました。また職員も延べ68人が24時間体制で対策本部と避難場所に従事いたしました。台風10号はその後も日本各地で被害をもたらしました。
わが町では、雨量が多かった萩尾区で林道法面の崩落1ヵ所、林道の冠水1ヵ所、農業用水路の損壊1ヵ所の被害がありましたが、幸い人家の被害はありませんでした。もうしばらくは台風シーズンでございます。今後も災害に対する備えをしっかりとしてまいります。
次に、新型コロナウイルス感染症の状況について申し上げます。5類へ移行して2年目となり、私たちの生活にも以前の日常が戻ってまいりました。とはいえ、感染者が激減したとは言い難い状況です。これまで励行していただいた、うがいや手洗い等感染予防対策を引き続きしっかりとっていただいて、感染者数減少に向けての努力を引き続き怠らないようにしたいものです。
今年の篠栗祇園夏まつりは花火も上がり、大勢の人出でした。以前の活気が戻ってきたことを実感いたしました。
9月には、多くの行政区で感染対策を十分に図って敬老会が開催されます。10月以降に町が主催する文化祭、ささリンピックなど、町民の皆さまが楽しみにしていただいている交流の場としての行事についても、例年通り開催に向けて準備を進めております。どうぞよろしくお願いいたします。
また、11月24日には新たに名称を「ささぐり・フードフェスタ」としてイルガーサにて食のイベントを開催いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
国の政局を見てみますと、10月には新たな総理大臣が決まり、解散総選挙の気配が濃厚となってまいりました。新たな国の体制が固まり、元気な日本を取り戻すことができればいいなと期待でいっぱいでございます。開催が心配されていました、大阪・関西万博が「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに来年4月13日から開催されます。既に、ヨーロッパをはじめ海外における開催への期待感は非常に大きいと聞いております。私たちもこの機会に視野を広げ、未来志向で頑張りたいものです。
私にとりまして、任期最後の定例議会でございます。
議会の皆さまにおかれましてはこれまでどおりご指導・ご協力を賜りますよう何とぞよろしくお願いいたします。
以上で諸情勢報告を終わります。
(令和6年9月3日)
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