令和元年第2回定例会閉会挨拶
令和元年第2回定例会の閉会にあたりましてご挨拶申し上げます。
長期間にわたるご審議誠にありがとうございました。
繰上充用に伴う「令和元年度篠栗町国民健康保険特別会計補正予算について」の専決処分の承認を求めることについて、篠栗町手数料徴収条例の制定についてをはじめ条例案5件、工事請負変更契約の締結について3件、令和元年度補正予算5件の上程いたしました14議案のうち、13議案につきまして可決いただきましたことに感謝いたします。議案第43号「篠栗町土木工事負担金徴収条例の一部を改正する条例の制定について」は、総務建設常任委員会において条例が制定された場合の公平な運用について様々なご意見を賜り、協議いたしました結果、条例内容をもう少し検討する必要があると判断し、継続審議をお願いいたしました。次回定例会において再度ご説明をし、ご協議を賜りたいと考えますので何卒よろしくお願いいたします。
6月10日の一般質問、6月11日の総務建設常任員会でのご意見、また本日の採決の場における反対討論にもありましたが、篠栗北地区産業団地整備事業については、これまでに経験したことのない事業規模であること、当初想定以上に事業費がかさんでいること、また併せて行っております津波黒地区法面の防災工事についても当初計画から工事内容を大きく変更しておりますことについて、計画段階から無理があったのではないか等、心配のご意見を多くいただきました。そうした内容につきましてはこれまで篠栗北地区産業団地整備事業特別委員会を開催いただき逐次ご説明をしているところでございます。現在、造成工事も50%を終了し、今後は計画通りの完了を目指して工事を進めている状況でございます。令和2年4月末には造成工事を完了し、所定の検査を受けたのち、8月ごろまでには購入企業に引き渡しできる段取りとなります。その後は企業において工場建設が始まり令和3年末には食品系工業団地完成の運びになる見込みでございます。平成27年12月に取り組みを表明して以来、6年間の大事業でございますが、必ずや篠栗町の将来において町を牽引するシンボルとなる事業と考えております。事業の計画性・採算性を心配して反対されてある議員の皆様におかれましても、必ずや杞憂に終わったと喜んでいただけますよう最大限の努力をしてまいります。
本日新たに議員提案により設置となりました篠栗北地区産業団地整備事業特別委員会において事業の進捗等につきましては遅滞なく詳細なご報告をしてまいりますので何卒よろしくお願いいたします。
国においては、働き方改革のなかで、元気な高齢者に対してどこまで雇用の機会を増やし、安心して生活できる環境を整備していくか真剣に議論されています。高齢者人口がピークとなる2040年までのまちづくりのあり方、それ以降の急激におとずれるとされる人口減少社会を見据えた長期的な視点についても議会の皆様と議論をしながら、篠栗町が将来においてもしっかりとその存在感を発揮できる町となるようそれぞれの立場で努力していくことができれば幸いでございます。議会におかれましても自治の両輪として引き続きご協力を賜りますようお願い申しあげて、令和元年第2回定例会の閉会の挨拶といたします。長期間どうもありがとうございました。
(令和元年6月14日)
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